プロ官能作家集団「与(あたう)」による、新たな官能アンソロジー『艶想』5号の配信が開始されました。本作は「自分の書きたいものを、好きなように書く」というコンセプトのもと、強力なメンバーが書き下ろした作品が揃っています。そして今回、私の作品も掲載していただきました。
ゲスト執筆のお話をいただき、佐伯先生の想いを何度も読み返しながら執筆しました。露骨な性表現を書き続けていると、つい「自分が本当に書きたいこと」は何だったのか、見失いがちになります。しかし今回、ただのエロい体験談を超えて、日本語の美しさ、女性の柔らかさや繊細さ、そして心の奥にある心情を、思う存分に表現する喜びを久しぶりに思い出しました。まるで子どもが褒めてもらいたくて宿題に取り組むような、そんなわくわくした気持ちが蘇りました。もちろん、それと同等の責任感と緊張感でヒリヒリもしましたが、とてもいい刺激をいただき、光栄に感じています。
今回の私の作品では、「人は堕ちることで、本来の人間性を取り戻す」というテーマを描きました。ストーリーを丁寧にたどりながら、男女の切なさや欲情に感情移入していただき、大胆な性描写でなくとも、読者の妄想力を刺激し、淫心をそっと揺さぶる――そんな官能小説を目指しました。「想い」を丁寧に紡いだ官能小説集『艶想』。
ぜひ多くの人に手に取っていただければ嬉しいです。

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