絶対に手放せない一冊です。当時はタイトルから衝撃で、なんのことだかさっぱりわからないまま読み始めた記憶があります。
読み終わって、何とも言えない感情を覚えました。
当時、私は大人のふりをしていただけだったので、本当の愛だとか、恋だとか、そんなことを深く考えてもいませんでした。
切ない、辛い、苦しい…。
田舎育ちの私は、都会に行くとこんな世界が待っているんだ!と本気で信じていたし、生々しい男女の描写は惹きつけられて仕方がありませんでした。
それから家田荘子さんの本にどっぷりはまっていきましたが、今でも時々読み返しています。
好きだから仕方がないという、そんな不器用な愛し方。
私がノンフィクションを好きになったきっかけです。