前回お伝えした,関西熟女軍団の定例会のあと、軍団長と一緒に地下鉄に向かう途中、彼女が大きなバッグを重そうに提げているのに気づいた。
「えらく、大きなバッグだよね」
思わず、口にすると、
「私、とにかく荷物が多いの」
と、屈託なく笑う。
「いい女はバッグが小さいんだって、よく女性誌で特集されてるよ」
「そんなの無理よ、無理、無理!」
「じゃ、何をそんなに持ち歩いてんの?」
「聞きたい?」
「うん」
「お財布とハンカチのほかに、替えの下着と…」
「え…替えの下着?そんなのものいつも持ち歩いているの?」
「でも、漏らす方じゃないわよ。セクシーランジェリーね!」
「なるほど、急にナンパされたときの用心か…。そのほかは?」
「ローション。もし濡れなかったら困るでしょ」
「へー、濡れないときなんて、あるんだ?」
「そりゃ、体調次第でそんなときもあるわよ。それとボディオイルね。皮膚が弱ってきて、乳首とか舐められたら、こすれてすぐに痛くなっちゃうから」
「用意周到、老人の遠足準備なみだね」
「あははは」
モテる熟女も、いろいろと大変なようです。