数年前まで若い女の子たちがコンビニの前や道ばたにしゃがみ込んでいる姿をよく見かけましたが、彼女たちの穿いているデニムの上部にパンティーが覗いていて、思わずドキッとした経験はありませんか?
そう、彼女たちはわざとチラリと覗かせる「見せパン」をファッションとして意識的にやっていたのです。それだけではなく、ブラジャーをわざと見せる「見せブラ」という、わけのわからないものまでファッションになっていました。
とはいえ、じっくり鑑賞なんかしたら、それこそ「変態!」って、どなられそうなので、気の弱いおじさんたちは見て見ぬふりをするしかなかったようですが。
今や、露出をファッションにしてしまう時代ではありますが、これはなにも現代に限ったことではなく、江戸の女たちもやっていたのです。
元は遊女たちが男を引きつけようとして着物の裾からひぢり面の腰巻をチラつかせていたのだけど、それがいつしかファッション化、寛政の頃には、一般の町女たちまで、それを真似してチラチラさせていたんだそう。
そのうえ、脛(すね)や内ももに白粉を塗り、わざと着物の裾がひるがえるように歩いて、男たちの目を引いてたんだって。
どうやら、時代は変わっても手管はかわっていないようで…。
