エッチのあれこれ#55 張形の多彩な使い方 in 大奥

 浮世絵の春画には、小道具として張形がよく登場する。張形とは、今でいうディルドのこと。

 代表的な作品は「大奥物」か。男子禁制の大奥で、熟れた肉体をなぐさめるために、張形の出番となるわけだ。

 町方の女を描いたものの場合は、自分ひとりで抜き差しし、欲望を満たすという図柄が一般的だが、さすがに女ばかりの大奥。女同士が互いに介助しあって張形を使っている作品が多いのが特徴である。

 また、張形を使うときの体位もさまざま。大きく脚を開いて、ただ抜き差しする通常の「かたてづかい」、片脚を持ち上げて脇から手に持った張形を抜き差しする「わきづかい」は、よくあるパターン。

 中には、首に回した紐を足の甲に結んで支えにし、かかとに取りつけた張形を抜き差しする「あしづかい」。巻いた布団に張形を結び、挿入してから布団に脚を絡ませて抜き差しする「ゆみじかけ」。張形をかかとにつけ、つま先を手に持って抜き差しする「きびすがけ」。

 また、女が張形を腰の前に結びつけて男役となり、相手の女を悦ばせる「本手がた」。もちろん、この本手がたには、両頭張形の一方を自分の中に入れ、残る片方で相手を攻める型もある。

 いやはや、先人の快楽探求心には、ただただ脱帽するしかないのです。

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