いつも恋愛の始まりは「相手と肉体関係を持ちたい」だった私。

好きとか、一目惚れとか言うけれど、結局はセックスがしたかった。

「ほら、もっと強く抱きしめていいから」

あなたが私をきつく抱きしめる。私もほんの少し力を込めてみた。

温かい…。

あなたが優しく私に言った。

「孤独なんでしょ、ほんとは」

こんな気持ちで抱かれるなんて。まるで処女に戻ったかのように、私は緊張していた。

全身を震わせ、這い上がるあなたの舌を待ち焦がれる。

啜り泣きそうな歓喜を初めて味わった私。

飢えた私の心が感じていた。

あなたの健全な愛で。

投稿者

中原 楓 官能小説家です。web・新聞をメインに活動しています。 読者の脳内をエロスで満たし「幸福感」と「安心感」を届けたいと思っています。心の中に封印しているあなたの「欲情」を搔き乱すことができれば嬉しいです。

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