この66年間の梅雨入りの平均値はというと、6月8日頃なんだそうです。
ジメジメした梅雨は誰でも嫌なものですが、この時季を心待ちにしていたのが、ジューン・ブライド・6月の花嫁さんたち。
かわいいじゃありませんか、「6月に結婚した花嫁は幸せになれる」というヨーロッパの古い伝承を信じているわけです。
さて、ヨーロッパで、ジューン・ブライドの伝承が起こった理由については、諸説粉々、聞けば、そうかなと思ってしまう説ばかり。
ロマンチックなのが、ローマ神話に登場する女性の結婚生活や出産を守護する女神「JUNO(ジュノー)」由来説。
次が、ヨーロッパの6月は、日本とは反対に、1年の中で最も雨が少ないので、結婚式に適した季節だからという説。
続いて、ヨーロッパでは6月が農閑期であり、多くの人が式に参列しやすくなるからという説。
そして最後が、まだシャワーや風呂の設備がなかった時代は、川や湖などで体を洗っていたが、6月にならないと冷たくて水浴びができない。そこで、娘たちは、水温むこの時季を待って、体をきれいに洗ってから愛する男性の元へ嫁いだからだという説。
うーん、この最後の説は、乙女心がよく表れていますよね。誰だって、初夜の床で、花婿から「うっ、臭い」なんて言われたくないですよね。