長い間、誰も私の肌に触れていなかった。このままセックスをしないのだろうか。 かといって、もう誰かに見せられるような体でないことも、わかっていた。 女としての自信が揺らぎ始めたとき、支えてくれる何かが欲しかった。 それがあなただった。 前戯、挿入、射精まで二時間ほどかけて私を抱いたあなた。 心まで触れた気がした。 離婚できなくてもセックスはしたい。ただそんな気持ちだったのに。 あんな風に抱かないで。