私は麻雀が好きです。

大昔、おじさんたちがバンバンお金を使って遊んでいた頃、私は勤めていたブラック企業の倒産により、働くことに疲れ果て地元に戻ってきました。

友人たちと何も考えずにただ遊んだりして生きる活力を取り戻すのですが、やたら知り合いが多い時代でもありました。

すると「麻雀するから人数合わせに誰か来てくれ」と、謎の呼び出しがかかるわけです。

夜型で楽しいことが大好きで、頭を使う麻雀が楽しくて仕方がない。

きっちりハマっていくわけですよ。

いい待ちのときに必ず煙草を吸うおじさん。

奥さんから電話が入ると、調子が悪くなるおじさん。

負け始めると明らかに態度が悪くなるおじさん。

人間観察だけでも勉強になりました。私は数少ない女性だったし、今でいう「ゆるキャラ」みたいな存在だったので、嫌な思いをすることもなかったんです。

当時はもうバブルも弾けていましたが、遊び癖が抜けないおじさんたちが昔と同じように楽しんでいたんだと思います。

一人消え、また別の人が消え、いつのまにか私も誘われることはなくなりましたが、最近、麻雀が人気なようで嬉しいです。とてもいい脳トレだと思うので、学校の授業にあってもいいんじゃないかと思ったりしています。イメージもクリーンになっていますし。

今は友人と集まった時にわいわい遊ぶ程度ですが、あっという間に時間が過ぎる魔の娯楽だと思っています。勝っても負けてもやめられないのは不思議ですね。

投稿者

中原 楓 官能小説家です。web・新聞をメインに活動しています。 読者の脳内をエロスで満たし「幸福感」と「安心感」を届けたいと思っています。心の中に封印しているあなたの「欲情」を搔き乱すことができれば嬉しいです。

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