あなたはボクサーパンツ派、トランクス派?それともブリーフ派?

 今年43歳の知人女性が、スポーツジムで知り合った10歳年下の男性と、勢いでホテルに行ってしまったと、自慢とも後悔ともつかぬ体験談を披露してくれたあと、

「でもね、彼、白いブリーフを穿いていたのよ。ブリーフよ!もう私、笑いをこらえるのに必死だったわよ」

コーヒーカップを手に、彼女は思い出し笑いしている。

 確かに最近、ブリーフを見かけることはないけれど、たったパンツごときでネタにされている若い彼がかわいそうになり、

「白いブリーフなんて、いかにも清潔そうだし、鍛えている感じがしていいんじゃないの」と、肩を持つと、

「でも、女は勝負下着と普段の下着をちゃんと穿き変えているでしょ」

 あくまで不本意そうである。

 どうやら彼女の価値観では、ブリーフは男の勝負パンツにならないようだ。

「パンツはもういいから、違う話題はない?」

「あるある、その彼ね、ジム通いしているから、あそこの毛を剃ってたんだけど、毛がない分、なんだか小さな茄子の漬物がぶら下がってるみたいで、思わず凝視しちゃったわ」

「茄子の漬物…」

 男は女のパイパンには好意的だけれど、女には男のツルツル股間はまだ抵抗があるのかもしれない…。

投稿者

中原 楓 官能小説家です。web・新聞をメインに活動しています。 読者の脳内をエロスで満たし「幸福感」と「安心感」を届けたいと思っています。心の中に封印しているあなたの「欲情」を搔き乱すことができれば嬉しいです。

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