「履歴書の特技の欄に、セックスが上手いかどうかも、ちゃんとアピールしといて欲しかったわ」
笑いながらそう言うのは、某会社の人事を担当していた40代半ばのキャリアウーマン。冗談で言ってるけれど、半分本音なのは見え見えだ。
「ついでに名刺の裏にも、それがアピールしてあったら、人間関係も、もっと円滑にいくのに…って、もらうたびに思ってた」
たったハイボール三杯で、彼女の怪気炎はさらにヒートアップしてゆく。
「どんなに外見がイマイチの男性だって、『あそこはデカイんです!』とか、『クンニが得意です!』とか書いてあったら興味湧くでしょ。相手を見る目も変わるじゃない」
こちらは、周りの客を気にしながら、ウンウンとうなずくしかない。
「男たちだって、女性からそんな名刺をもらったら、へぇ、この子、フェラ好きなんだとか、貧乳だけど敏感なのか…とか、ポジティブになれるでしょ」
まぁ、その通りだとは思うけど。
「それとね、どこの会社も熟女ばっかりでギスギスしてる部署があるでしょ。そんなときは、若い男の子を一人配属させるだけで、一発解消。ほんとに和やかな部署に変わるわ」
最後に、「社内円滑論」まで発表し、その夜の彼女の毒演会は無事終了したのだ。


PAGE TOP