短小の我慢汁

「ねぇ、短小の男は我慢汁が多いってホント?」

また知人の熟女からトンデモ質問の電話だ。いくらいろいろ情報があるとはいえ、この珍説は初耳だった。

「え?そんなの初めて聞いたけど」

「だって、仲間のほとんどが言ってるもん。マジで無駄な汁、出すなって怒ってる女もいるし」

仲間とは、彼女を中心にしたアラフォー女性たちのグループのことである。月に数回開催されている女子会では、不倫体験の披露は序の口、相当濃厚な会話がなされているらしい。

「で、あんたの意見は?」

「うーん、私は短小男の経験がないからなぁ。よくわからないわ」

「じゃあ、短小男、何人か紹介しようか?」

「いらない!」

せっかくの好意は即座に断らてしまった。

「でもね、みんな老眼になりかけてるやろ、だからセックスのときに見づらくなったらどうしようって心配してる女もいるねん」

「どうして?」

「だった、短小男に入れられたとき、それが指なんか、チン〇ンなんかわからんかったら、ちゃんと演技ができひんもん」

「え?毎回演技してるわけ?」

「あははは」

かくして短小男の我慢汁の量の問題は、迷宮入りのままとなったのだ。

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